湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

臨床検査技術学科 応用生物科学科 救急救命学科

バイオ通信No.641 「無菌播種、育ちすぎたらどうするの?」

2010年7月20日 09:09

みなさん、こんにちは。バイオのhanaです。

 

オープンキャンパスに来てくださったみなさん、無菌播種してお持ち帰りいただいたスターチスは、その後どうなったでしょうか?
芽が出て、順調に育っていますか?

次の日には、芽が出始めたのではないでしょうか?

 

残念ながらカビが生えてしまった方は、試験管の中身を生ゴミとして捨ててください。
カビが生えていないが芽が出てこない方は、種子自体が発芽しない種子だった可能性があります。決して操作が悪かったわけではありませんので、気にしないでくださいね。

 

成長した苗は、試験管から出してあげてください(少なくとも2~3cmくらいになるまでは試験管内で育ててあげてくださいね)。
植物が窮屈そうでなかったり、葉の先が茶色くなってきたりしなければ、そのままで大丈夫です。
苗がだいぶ育ってきたら、以下の操作をして外に出してもいいかもしれません。


出してあげるといっても、いきなり外の環境に出すと環境の変化に適応できず、植物はうまく育ちません。

 

そこで、順化(馴化)という作業を行い、外の環境に徐々に慣らしてあげます。

これから、その順化の仕方を説明していきます。

 

↓↓クリックお願いします




1.次の道具を準備してください。同じものが無くても、いずれも身近にあるもので代用できますので、みなさんで工夫してみてくださいね。

 

ア)植木鉢やビニルポット。発泡スチロールや空き缶、ペットボトルでも底に穴を開ければ代用できます。
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イ)植木鉢等の底の穴の上に置く網。こちらは植木鉢や陶器の破片、網戸の網の切れ端でもいいですよ。
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ウ)植木鉢等の下に水を張っておくためのトレイ。ビンのフタなどでもOKです。
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エ)湿度を調整するために使用するおおいを準備してください。

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プラスチックのコップ、フルーツが入っているパック、ペットボトルの飲み口側を切り取ったものなど、植物の大きさや植木鉢等の大きさに合わせて選んでください。

 

オ)植物を試験管からつまみ出すために使用する割りばし
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2.植物を植える土(コケでも可)と肥料も準備しましょう。

 

ア)土はバーミキュライトがベターです。ピートモスやロックウールでもいいです。園芸用の培養土や庭の土などでもたぶん大丈夫だと思いますが、たまにかびることがあります。心配な人はフライパンやポップコーン・鍋焼きうどんの入っているアルミの容器等で土を熱しておくとそれを防ぐことができます。
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イ)肥料は化学肥料や園芸用の固形肥料、液体肥料でもOKです。
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3.準備した土に水を充分に含ませてください。
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4.植木鉢の底に網を敷き、3で準備した土を入れてください。
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5.いよいよ試験管から植物を取り出します。

 

ア)まずはパラフィルムをはがし、試験管キャップを外します。
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イ)割りばしで植物をつまみ出します。このときは植物を傷つけないようにソフトにつまみ、根がなるべく切れないように引き抜いてください。
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ウ)根についている培地をきれいに洗い流すために流水で水洗し、土に植え込みます。
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エ)肥料が固形肥料の場合は、土の上に肥料を適量置き、おおいをかぶせます。液体肥料の場合は、トレイの水に液体肥料を適量加えてください。
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オ)針などを使って、毎日少しずつおおいに穴を開けていきます。ハサミやカッターで切って、穴を開けていってもいいですよ。でも、手を切らないようにくれぐれも注意してください。こうやって、外の湿度にだんだん馴らしてあげます。穴がたくさん開き、外の湿度と変わらない状態になったら、おおいを外してください。
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※ピートモスなどのコケを使う場合は、コケに充分水を含ませて、植物の根をコケで覆い、鉢に植えてください。 
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6.植物を置いておく場所は順化が終わるまでは、試験管で培養していたときと同じ場所でいいです。おおいを外したら、徐々に日光にあてていってあげてくださいね。そうした後は普通の植物の栽培と同じ方法で構いません。

 

番外編「残った培地と試験管はどうするの?」 

 

植物を引き抜いた後の培地は、先ほど使った割りばしでぐちゃぐちゃにしてから、生ゴミに捨ててください。
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残った試験管はきれいに洗った後、小物入れにしたり、一輪挿しにするなど、使い方を工夫してみてください。 
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順化の仕方、分かりましたでしょうか?
分からないことがあったら、コメントを残していただくか、学校にメールをください。

 

「こんな風になりましたよ~!」なんて報告をしてくれたら、嬉しいです。
写真を添付してもらえるならメールでhana@sho-oh.ac.jpまでお願いします。

 

それでは・・・。

 

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