湘央医学技術専門学校・湘央生命科学技術専門学校

臨床検査技術学科BLOG

  • Entry Date
  • 2016.6.14

生誕148年

miyagiです。

 

さて、突然ですが、この方をご存じでしょうか。

無題

 

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名前は、Karl Landsteiner (カール・ランドシュタイナー)

1868年6月14日、オーストリアに生まれました。

 

1900年、カール・ランドシュタイナーは、他人同士の血液を混ぜると血球が寄り集まって塊になる「凝集反応」に注目しました。

その原因を確かめるために、自分と弟子たちの血液を血球と血漿に分離し、各個人の血球に別の人の血漿を加える実験を行いました。

 

すると、血球が凝集するものとしないものとがあり、その組み合わせに規則性があることを見出したのです。

彼は、血球が凝集を起こす組み合わせに応じて、血液をグループ分けをしました。

 

それが、今日の「ABO式血液型」の発見となります。

 

そして、翌年の1901年に論文を発表し、1930年に「ノーベル生理・医学賞」を受賞しています。

当時発見したのはAB型以外の3つであり、論文発表当時はA型、B型、C型としていました。

(1902年に第4の型が発見され、1910年に第4の型はAB型となり、C型はO型へと変わりました)

 

当時の輸血は、奏効して回復する人もいれば、血液が合わずに命を落とす人もいました。

まさに、「運を天に任せる」治療法だったそうです。

 

彼のこの発見以降、血液型不適合による死亡事故が劇的に減少し、輸血の安全性向上に大いに貢献することになりました。

また、1904年には、弟子とともに、輸血に関わるもうひとつの重要な分類法となるRh血液型も発見しています。

 

今日は、生誕148年ということで、カール・ランドシュタイナーをご紹介しました。

最後に!今日のGoogleのロゴにも注目してみてください!!

 

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