湘央学園|湘央生命科学技術専門学校救急救命学科の先輩メッセージ

先輩メッセージ(卒業生VOICE)

消防の仕事はチームワークが大事。それぞれの能力を最大限出し切る。救急救命士として多くの生命を救いたい。

  • 相模原市消防局 津久井消防署警備課本署 消防小隊
  • 井上 拓実さん
  • (救急救命学科2012年卒業)
救急救命士と救助隊員の資格を持っているので、消防隊、救助隊、救急隊すべての部隊で活躍できる。
救急救命士の資格を持って相模原市消防局に入ったわけですが、なるべく多くの講習や研修を受け、資格を取得し、人命救助に役立てたいと思っています。4月に採用されると、まず6か月間消防学校で全寮制の初任科教育を受けなければなりません。その後、相模原市で救助隊員となるための資格取得研修を約1か月受講しました。体力検査などの実技や学科の試験をパスしなければ、その研修を受けることができません。
通常は消防隊に所属していますが、救助隊員が休んだときは私が救助隊に行ったり、救急隊員が休んだら救急車に乗ったりと、当直ごとに違う形になります。いろんな部隊で活動できるので、いい経験ができていますし、勉強にもなります。
湘央学園で救急救命士の資格をとって消防士になったのは、正しい選択だったと思います。所属する津久井消防署本署1部には20名弱の職員がいますが、救急救命士の資格を持っているのは、今のところ救急隊員2名と私だけです。相模原市消防局全体で見ると、同期22名のうち資格を持っているのは4名です。消防局に入ってから救急救命士の資格を取得することも可能ですが、国家試験の受験資格取得のための研修は半年間に及びます。さらに、救急隊として5年以上の経歴があることが条件で、年間に1~2名しか研修に参加することができないのが現状です。入職前に資格を取得していれば、救急救命士として働くことができます。
人命救助に自分が身につけた知識や技術が生かせる。ハードだけれど、やりがいを感じる職場。
4月初めに辞令が出て、それから1年間は同じメンバーです。24時間働いて48時間休み、すなわち当直→非番→休みのサイクルが続きます。同じメンバーで仕事ができるメリットは役割分担がスムーズにいくことだと思います。「隊長はこう考えているな」ということがわかってきますし、誰が車を運転するのかということも決めているので、余計な時間を使わなくてすみます。今のチームワークは最高です。
実際の現場の話をしますと、たとえば瓦礫の中に救急隊員は入れません。危険な場所には救助隊員が入るんですが、救助隊員は救急の知識があまりありません。ですから、救助隊員が救出した方を救急隊員が観察して搬送するという流れが一般的です。救助隊員の資格もあり、救命救急士でもある私は、そういった状況下で中に入って「負傷者はこういう状態だから早く出そう」とか「この負傷者は慎重に出そう」といった判断ができます。そういう判断ができるというのは、今後私の武器になると思っていますし、生命を救うために役に立っていると信じています。
消防車(Pumper)と救急車(Ambulance)が連携して救急活動を行うPA連携というものがあります。たとえば、交通事故の際は隊員の安全を守ることも重要で、救急車だけだと目の前に患者さんがいるのに何もできないということになりかねません。救助隊支援という意味で消防車も駆けつけます。PA連携では救急車よりも先に消防車が現場に到着することが少なくありません。私は消防隊員ですが、救急救命士でもあるので、現場で指示ができるんです。そこで資格があるのとないのとでは、できることが全然違いますね。
救急救命士ができる医療行為は年々増えている。積極的に医療に関する講習を受け、たくさんの生命を救いたい。
消防の職員はみな訓練されていますから、呼吸や脈拍を測ったり心電図をとったりということはできます。ですが、救急対応はそれだけでは成り立ちません。患者さんへの問診や状態の観察などはやはり医療の知識が不可欠です。
私は現在消防隊に所属していますが、医学的な知識を習得するための研修等にできるだけ参加しています。本来は救助隊員が優先の研修でも、「私も資格を持っているので行かせてください」とお願いしてついていくということをよくやっています。救急救命士ができる医療行為の幅も広がっていますし、常に最新の知識をしっかり身につけたいと思っています。
学校と現場で違うことは、目の前に本当の患者さんがいるということです。手技は学校で習ったものがそのまま生かせますが、学校での想定は病気を決めてから症状を決めるというもの。たとえば心筋梗塞なら心筋梗塞の想定を出すわけですが、実際の現場では目の前の患者さんが「胸が痛い」と言っても、それが心筋梗塞からくるものなのか他の病気が原因なのかはすぐにはわかりません。問診して症状を見て、状況を把握して、どんな病気が疑わしいかを探っていく。その瞬間は自分の知識と技術だけが頼りです。救えるはずの生命が失われるのは本当に悔しいことです。できるだけたくさんの生命を救いたいと思っています。

わたしの1日の仕事

1日の流れ
  • 8:00
  • 出勤
  • 8:20
  • 事務開始(勤務表、献立を考える)
  • 9:00
  • 引き継ぎ、車両・資機材点検、体操、申し送り
    日替わり業務
  • 12:15
  • 昼休憩
  • 13:00
  • 日替わり業務
  • 17:00
  • 夕食準備
  • 18:15
  • 夕休憩
  • 19:00
  • 無線・車両点検
    日替わり業務
  • 23:00
  • 仮眠
  • 6:10
  • 朝食準備
  • 7:00
  • 朝食
  • 8:00
  • 庁舎・車両清掃
  • 9:00
  • 引き継ぎ
  • 9:10
  • 退勤

勤務は3交代制。当直→非番→休みのサイクル

サクセスインタビュー

夢をつかんだ先輩に、聞きたい!

  • 救急救命士を目指そうと思ったのはいつ頃、どんなきっかけですか?

    小学生のときから消防士に憧れていました。父親の友人に消防職員の方がいたこともあり、消防署に遊びに行く機会も多かったです。救急現場を扱ったドキュメンタリー番組には釘づけでしたね。消防士について調べているうちに、救助隊員や救急救命士のことを知り、「これだ!」と思いました。

  • 湘央学園に進学した理由は何ですか?

    「消防士になりたい」という気持ちがあったので、高校卒業後にすぐ採用試験を受けましたが、失敗。消防の中でも救助隊員として活躍したいと思うようになり、救急救命士の資格取得を検討し始めました。知人の消防職員に、湘央学園の卒業生は現場で即戦力として活躍しているという話を聞き、学校見学に行ったところ、専門科目の授業の9割を救命救急センター所属の医師が担当されていると聞き、「ここしかない」と進学を決めました。

  • 学生時代、毎日どれくらい勉強していましたか?

    1日10時間勉強していました。授業6時間に、学校までの往復で1時間、帰宅してから3時間。高校までの内容とまったく異なり予習はできなかったので、復習を必ずしていました。息抜きもかねて、金曜日は絶対勉強しない日と決め、友達と飲みに行っていました。

  • 国家試験、公務員試験に合格できた要因は何だと思いますか?

    一度教わったことは忘れないという心構えで授業を受けていました。復習の時間をしっかりとって、振り返りができるようなノートを作成しました。これはかなり有益だったと思います。消防職員の採用試験では体力検査があるので、毎日欠かさず体を鍛えていました(私自身、筋トレが好きだったということもありますが)。結局のところ、「救急救命士になる!」と自分に言い聞かせてモチベーションを保ったことが、道を開くことができた最大の要因だと思います。

  • 試験前に不安になったときはどうやって乗り越えましたか?

    やりたい仕事のため、好きなことのためならがんばれると思います。湘央学園に入ってからの医療の勉強は小学校、中学校、高校の成績がどんなに優秀でもあまり関係がなくて、新たな勉強のスタートという感じで始まりました。だからスタートをしっかりがんばろうと思ってやってきたので、不安な気持ちになりそうなときは、「やれるだけのことはやってきたんだ」と思うようにしました。湘央学園のカリキュラムはしっかりしていて、講師は最前線で活躍している現役の医師がほとんどですし、実習も県内の大学病院でやらせていただくなど充実しています。学生は知らず知らずのうちに自信を持ち、モチベーションを上げることができると思います。

  • 最後に後輩へメッセージをお願いします。

    湘央学園で学んだ知識や技術をそのまま生かして、救急現場で人命救助ができる。「ありがとう」と言われたら、本当にもう最高です。そんな感動をみなさんにも味わってほしいと思います。救急救命士は、人のため、社会のために働ける、やりがいのある仕事です。湘央学園で学んだことをしっかりと自分のものにして、一緒に大切な命を助けましょう。そして共に学んだ仲間たちも一生の宝になるはずです。私は今でも月1回仲間たちで集まって飲みに行っています。各市町村の情報交換もできて有意義であり、またリラックスできる大切な時間です。

お問い合わせ 0120-77-1975(進学相談専用)e-mail:admission_office@sho-oh.ac.jp

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